山梨県地域生活定着支援センターは高齢、又は障害を有するために、福祉的な支援を必要とする矯正施設(刑務所、少年刑務所、拘置所、少年院をいう。)退所予定者及び被疑者・被告人(以下「被疑者等」という。)に対して、司法と福祉が連携して社会復帰を支援し、再犯防止対策に資することを目的に、本人が矯正施設入所及び刑事収容施設拘束中から退所及び釈放後直ちに福祉サービス等(障害者手帳の発給、社会福祉施設への入所など)につなげるための準備を、保護観察所と協働して進めるための事業です。
所在地 〒404-0045
山梨県甲州市塩山上塩後409番地 甲州市鈴宮寮事務所内
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TEL 0553-33-2747 FAX 0553-32-2498
メールアドレス chiikiteicyaku@koufuukai-yamanashi.or.jp

特別調整対象者-概ね65歳以上の高齢又は障害を有する矯正施設の入所者で、住居や家族の受入先がなく、保護観察所から特別調整協力等の依頼のあった福祉的支援が必要な出訴予定者を基本的な支援対象者としています。

 

保護観察所からの依頼に基づき、矯正施設退所予定者を対象として、福祉サービスの内容の確認等を行い、受入れ先施設等のあっせん又は福祉サービス等に係る申請支援等を行うこと。

 

上記のあっせんにより、矯正施設から退所した後、社会福祉施設等を利用している者に関して、本人を受け入れた施設等に対して必要な助言を行うこと。

 

保護観察所からの依頼に基づき、刑事収容施設に身体を拘束されている被疑者等を対象として、福祉サービス等に係るニーズの内容の確認等を行い、福祉サービス等の利用調整を行うこと、及び釈放後、必要な援助等を継続的に行うこと。

 

懲役若しくは禁錮の刑の執行を受け、又は保護処分を受けた後、矯正施設から退所した者の福祉サービス等の利用に関して、本人又はその関係者から相談に応じて、助言その他必要な支援を行うこと。

 

上記の業務を円滑かつ効果的に実施するため、センターの運営及び個々の利用者の事例に対応した関係機関等からなる会議の開催、保護観察所又は県が主催する会議への参加、その他必要な業務を行うこと。

(福)光風会は令和5年4月より山梨県地域生活定着支援センター事業を開始しました。
山梨県地域生活定着支援センターは、罪を犯した対象者が再犯せずに安心して地域生活を送れるよう支援する機関です。
令和7年6月1日より受刑者の改善更生を支援し、社会復帰を促すことを目的とした拘禁刑が施行されます。矯正施設内において個々のニーズに合わせた作業や課題に応じた指導が行われるようになります。センターでは拘禁刑施行に伴い、矯正施設や保護観察所と連携を図りながら対象者の課題やニーズを把握し、個別支援を行い出所後の再犯防止と社会生活の定着を目指し支援を行っていきます。
社会を明るくする運動等の啓発活動にも参加し、地域社会への働きかけを行い、地域住民の方々に少しでもセンターの役割について知ってもらえるよう努めていきます。
罪を犯した対象者が地域での生活を継続して送れるよう、センター職員一同支援を行っていきます。


 

山梨県地域生活定着支援センター
主任相談員 古屋 法子